優れた企画を生み出すために、発想力を高める記事5選
ビジネスの現場では、新しい商品やサービスを考える際、市場調査やトレンドの分析などを行うのが一般的です。言い換えれば、競合相手も同じ手法をとっている可能性が高いということ。一歩踏み込んだアイデアを導きたいとき、研究者の知見がヒントになるかもしれません。社会の動きや話題に関する研究記事から、新たな視点や切り口を見つけてみませんか。
付加価値を生む「感性」を科学的に分析
人気のある商品やサービスには必ずといっていいほど、高い付加価値がついています。この付加価値を生み出すキーワードとして注目されているのが「感性」です。とはいえ、捉えがたい感性の言語化や測定は可能なのでしょうか。また、どのようにしたらビジネスに活せるのでしょう。人の感性を科学的に解明し、ものづくりに応用する「感性工学」の第一人者、長田先生にうかがいました。
人が動くきっかけを、「行動経済学」から考える
人は自分の利益だけを考えて動いているわけではなく、取り巻く要因によって行動が変わることもあります。「行動経済学」は、そんな人の行動を経済学のモデルに心理学や社会学などの知見を取り入れて分析する分野です。記事では活用事例を紹介。ビジネスや公共政策における人の行動をより的確に捉えられるようになれば、これまでとは異なる観点からサービスやビジネスを考えられるかもしれません。
懐古と回顧が新たな価値が生む「リバイバル」
ファッション、音楽、映画など、さまざまなジャンルで目にするリバイバルですが、そこには古いものを懐かしむ「懐古」と、そこに新しい価値を発見する「回顧」があると、文化とメディアを研究する難波先生は説明します。では、なぜここ数年、リバイバルがブームなのでしょう? 難波先生の研究成果をもとに、これまでのリバイバルブームを振り返りました。既存のものに価値を見出し、再解釈を加える視点は、企画立案のヒントになること間違いなしです。
危機への対応がイノベーションを生む
昨今、気候変動による食糧不足が懸念されています。2024年夏のコメ不足はその影響を身近に感じさせるものでした。一方で、そんな危機的な状況は、新たなイノベーションを生み出す機会ともいえるかもしれません。「暑さに強い作物」を開発する宗景先生のグリーンイノベーションの研究には、アイデアの幅を広げるヒントが隠れているはずです。
生成AIを味方にするための著作権法
近年、急速に普及した生成AI。企画を考えるときに活用している方も多いのではないでしょうか。そこで注意しておきたいのが著作権。実は生成AIにおける著作権に関してはグレーな部分が多いのが現状です。著作権の基本的な考え方と生成AIへの法律の適用について、海外との比較などもまじえ、著作権法にくわしい谷川先生が解説します。
運営元:関西学院 広報部
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