毎日が忙しいからこそ考えたい。正しさとは、幸せとは? あらためて世の中の概念を問い直す記事5選
「どうしてこの人とわかりあえないのだろう」と思うことは、日常的によくあることかもしれません。人の数だけ考え方が異なるとしたら、「正しさ」や「幸せ」の捉え方も人によって変わるのでしょうか。そもそも正しさとは何でしょう? ここではそんな普遍的な概念をあらためて考える5つの記事をご紹介します。
世の中の「正しさ」を疑った先にある大切にしたいもの
「青色の表紙の本があったとき、なぜ表紙が青いといえるのか」と問われたら、あなたはなんと答えますか? 青く見えている表紙が、青くないときがあるとしたら…。そんな確かなようで不確かな事象について哲学からアプローチし検討する久米先生に、「正しさ」について尋ねてみたところ、その答えのなかには私たちを取り巻く社会課題や現実を受け入れるためのヒントが隠れていました。
見えない「幸せ」をフィールドワークでひも解く
「あなたにとって幸せとはなんですか?」という問いには、人の数だけ答えがあるかもしれません。目に見えないゆえに、人によって抱く「幸せ」のイメージは違うもの。では、「幸せ」の正体を文化間における比較から解明しようとする一言先生は、どのように「幸せ」を捉えているのでしょうか。先生のフィールドワークの成果から、幸せの形を探ってみましょう。
有名作品はいつから有名? 日本絵画と評価の世界
成績表、人事考課、SNSの「いいね」など、人生についてまわるのが「評価」。では、評価はどのように生まれるのでしょう。そこで話をお聞きしたのが、江戸時代の日本絵画を研究する下原先生。「作品や作家の評価はどのように決まるのか」という下原先生の研究テーマをもとに、日常の評価について見つめ直してみました。
消滅の危機にある言語から考える、言葉とは
普段、私たちが何気なく使っている言葉。言語学を専門とする今西先生によると、地球上にある6000以上の言語のうち、半数は消滅の危機にあるといいます。言語が消滅すると、どんな影響があるのでしょうか。そもそも言語は、コミュニケーションをとるためだけのものなのでしょうか。国内外を訪れて消滅危機言語を収集する今西先生にお聞きしました。
神経回路網を与えられたロボットに知性はあるのか?
ロボットと神経科学をあわせた「ニューロロボティクス研究」から、知性について考える記事を紹介します。ロボットに頭脳となる生体神経回路網を与えたとき、このロボットに知性はあると思いますか? 知性がとはどのように生まれるのか、工藤先生が手がけるニューロロボティクス研究がそのヒントになるかもしれません。
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